みなさんが驚かれることに、
「がんで障害年金が受給できるのですか?」 ということがあります。
はい。もちろん「がん」である事実だけで受給ができるわけではありませんが、
検査数値だけでなく、日常生活に支障がある場合や、労働の制限がある場合は、その可能性があります。
がんは、身体のあらゆる臓器に発生するため、引き起こす障害もさまざまです。
検査数値そのものより、日常生活の不自由や、身体の倦怠感のほうが、毎日の生活を妨げてはいないでしょうか。
そして、いくら信頼している主治医においても、日々の生活の様子まではなかなか把握しきれておられないことが多いのではないかと思います。
もちろんお医者さまも限られた診療時間で真摯に対応してくださっているとは思います。
そこで、有用な診断書を作成していただくために、
日常生活の困っていること、具体的な身体の負担を、細かくていねいに医師にお伝えする必要が出てきます。
それらをお手伝いさせていただくことが、わたしの仕事、役割です。
しつこいくらい具体的にお聞きすることもあるかと思いますが、日常の生活や、身体の負担を、正確に表現するためです。
認定の目安として、『全身衰弱と機能障害とを区別して考えることは、悪性新生物という疾患の本質から、本来不自然なことが多く、認定にあたっては、組織所見とその悪性度、一般検査および特殊検査、画像診断等の検査成績、転移の有無、病状の経過と治療効果等を参考とし、認定時の具体的な日常生活状況を把握して、総合的に認定する』となっています。
お力になれましたら幸いです。