「そのいのち」というお芝居を観にいきました。
登場人物は基本的に３人で展開します。
脳性麻痺で障害を持っている（若い）女性と、年の離れた夫。
障害を持つ女性の介護ヘルパーとして雇われている平凡な女性。

このお芝居のあらすじととは無縁な感想ですが、
障害を持つ女性の強さが印象的でした。
時折、「私って性格悪いでしょ」と発言するのですが、
それくらいでなきゃ、障害者へ向けられる風を吹き飛ばせませんよ。
まだまだそんな世の中です。
そのような強い（決して性格悪いわけじゃないですよ）彼女に、シンパシーを抱いて、共鳴していく介護ヘルパーの女性の存在は、こころ優しく穏やかなものでした。
二人の関係と距離はほぼ理想的。
しかし、このストーリーの本筋はそこではないので、これでお終いにしておきますが、
私が日々出会う、障害をお持ちの方にも、どうか肩身のせまい思いをせずに、生きていってほしいです。
また、面談などにおいても、そうした思いを抱かれることがないよう、私も心がけて対応していきたいと思います。

ちなみに介護ヘルパーを演じたのは宮沢りえさん。
彼女はほんとうに演技が上手いですね。
私、とても好きです。